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先日、技術書典へ行ってまいりました。 [Mac以外]

参加者のなかなか熱気に当てられました。
あさ11:00開場前に6000人以上並んでいたとか。確かにサンシャインシティー文化センターの建物の周りを1周半するほど人が並んでいましたからねぇ。(いや、列のお尻が見えなかったのでもっと並んでたような気もしますが...。
会場の中に入ったら身動きが困難なほどの人人人。誰かが言っていましたが、時期が時期なら部屋の中に雲ができるぞと。その通りだと思います。
自分も、十分用意したはずの軍資金が半分回る前に底をつきかけ、泣く泣く撤退を余儀なくされてしまいましたが(コミケでもこんなに使わないぞ)。まあ、同人誌ということで単価が高くなってしまっているのは仕方がないけどね。
このイベント関連で、あるツイッターでのコメントで炎上しております。
 
水野隆さんのツイッター
#技術書典 へいったらカルチャーショックを受けた。
小学館に所属の方らしいのですが、その方のコメントの中に
『この程度の冊子が、1,000円で売れるのか』
というのが、あるところで逆鱗に触れたのか炎上しました。
 
よく読んでいけば、『個人で作ったちょっと割高の本でも売れてしまうことにカルチャーショックを受けました。出版業会は見習うべきだから、みんな今すぐイベントに来い!
という内容だと読み取れます。
ただコメント書き始めの『この程度の...』ということばがカチンときたのでしょうね。
まぁ、出店した人からしたらそうなるかも。
しかし、この方のいけないところは別にもありました。
本を書かれた方に許可を受けづに本の表紙の写真をいくつも載せてしまったこと。
本来、著作権がどうのこうの言っているはずの企業側の社員が、無断で写真を使用した。
写真を見れば無断なのが一目瞭然です。出店したブースの前なら許可を受けたかもと思いますが、著作者の目の届かない見本誌エリア(購入を検討するための立ち読みコーナー)で撮影された写真でした。(自分も利用したから知ってる)
イベント主催者側から撮影の許可をもらったのでは?だとしても、全景ならまだしも、ピンポイントな内容では個別に許可が必要だと思うのだが。
 
ちなみにこのイベントでは脊髄反射的に『商業キャラクターを無断拝借しているじゃないか』とか『エロ同人なんて叩かれて当然』などなど書かれていますが、このイベントに限っては、技術系のみの純粋なイベントでした。需要と供給のバランスのとれた素晴らしいイベントだと思いますし、自分自身、次回は出店側で参加させていただきたいと思っております。
 
本が1000円もすると書いてありますが、実際は安い本は300から500円というのも多々ありましたし。
同人誌を作っている側から原価の一例を申し上げますと、約50ページの1色の本を100部作ったとします。
印刷代が約40000円くらい(カラーだと7万越え)です(印刷所によって誤差あり)。印刷所によっては早割サービスをやっていて、イベントより3週間ほど早く入稿してくれる(混まないうちに入稿してくれる)人に20%前後の割引をしてくれます。逆にギリギリ5日前を割り込むと10%割り増しになるとかもありますけどね。
...で、1冊単価が380円くらいでしょうか。(カラーなら700円くらい)
それ以外にイベントへの参加費が1回の出店で6000円〜9500円(コミケが一番高額でホビーショーは知らん)一度のイベントで売り切れる人なんてそういないので、何度も出店。
あと、記事にするための機材、取材、作成日数等を考えれば決してぼっているとは思いません。
それに、今回の技術系50頁で収まる本はそんなになかったですし、カラーも多かったですし、なにより買う側が1000円出してでも欲しい情報がそこにあるのだから、売れているのですしね。
 
面白がって炎上させている方もいらっしゃいますが、自分はこのイベントは肯定派の一人です。

 

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